スポンサーリンク
多くも人にとって痛ましい記憶となっている東日本大震災ですが、とりわけ津波の恐ろしさは記憶に新しいところだと思います。また台風や豪雨などによる浸水や冠水によって、水没してしまうことがあちます。自然災害などによって水没した車や炎上した車などは、売却できるのでしょうか。
冠水車は外がきれいでも内部にダメージが
水没車、あるいは冠水車とは、エンジンルームや車内まで濁水が侵入した車を指します。一度水没してしまうと、外装などの見た目はきれいになっても、エンジンなどに不具合が生じます。特にエンジンルーム内は電子機器が多く、水に浸かると故障してしまう機器が多いです。スマホを水没させてしまった方なら分かると思いますが、防水設計でない限り、水没させてしまうとほとんどのケースで故障します。
浸水の度合いについては、一般的にマフラーの排気口、バンパーの下あたりまで浸水すると影響が出てしまうようです。マフラーから水が侵入してしまうと、様々な内燃機関に到達してしまいます。そのため、完全に水没してなくてもエンジンがかからないなど、故障する可能性が出てしまいます。
冠水車は修復歴ありよりも嫌われる
フレームが歪むほどの事故で損傷した車を直してた場合などは「修復歴車」と呼ばれますが、水没した車の場合も「冠水歴車」として扱われます。修復歴車の場合は、しっかり直してあっても車の骨格にダメージを受けているので、後々影響を受ける可能性があり、そのため売却時などには重要な記載事項として周知させる必要があります。同様に水没車の場合も、修復しても影響が発生するため、必ず周知させなくてはいけない事項になります。突然故障するリスクが潜在的にあるため、修復歴車よりも嫌われる傾向があります。
水没車を修理する場合は高額になる覚悟を
水没車を修理する場合は、相当な修理費用を覚悟しなくてはいけません。エンジンなどの機器を細かく確認・修理する作業と、金属が水没した箇所などを全て洗浄、また車内に残る匂いを取り除くルームクリーニングなど、様々な修理費用が発生します。
もし愛着のある車であったり、オンリーワンな価値を持つ車であれば仕方ないですが、そうでない限りは廃車処分にするのが妥当だと思います。廃車処分であれば鉄クズ代としてお金が戻ってくる可能性もあります。
自動車保険に入っている場合でも、オプションなどで契約していなければ通常は補償されません。通常の自動車保険は、交通事故を想定した保障内容である事がほとんどなので、自然災害は保障しない場合が通常です。オプションで契約していれば修理費用が補償されますが、そうでなければ期待できないと思います。
水没以外に、事故などによって炎上してしまった車など、そのままでは走行できないほどの損傷を受けた車の場合は、第一に廃車を検討した方が良いです。中古車として流通させるためには、修復費用以上の価値がなければ買い取ってくれません。
廃車にする場合でも廃車費用はかかりますが、廃車専門の会社の中には無料引き取りや、査定によっては売却額の発生する場合もありますので、まずは無料査定をおすすめします。
スポンサーリンク