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新車で購入した時には納車日が毎日楽しみだったり、ドライブのプランを立てたりするものですが、長い期間乗ってると新鮮味も薄れて乗り換えを検討し始めます。乗り方やライフスタイルなどによって個人差はありますが、だいたい車検ごとに検討する人が多く、長くても7〜8年で乗り換える人がほとんどだと思います。
新車から3年で乗り換えるのは、車の最も新鮮な状態を楽しんで乗り換えられるので、良いとこ取りに見えますが、費用負担が心配になります。乗り換え時には必ず考える事ですが、このまま乗っていた方が得なのか、乗り換えた方が得なのか、判断に迷うと思います。そこで簡単なシミュレーションを用意してみました。車種によって、あるいは乗り方によって異なりますが、大体の目安は判断できると思います。
3年前にプリウス1.8Gを購入したとします。「燃費が良い車に乗り換えるのは得?」で取り上げたような比較と似たような比較になります。
車名 | トヨタ プリウス1.8G(DAA-ZVW30) |
---|---|
車両価格 | 279.2万円 |
自動車取得税 | 44,520円 74,200円から40%減税 |
自動車重量税 | 16,875円 22,500円から25%減税 |
自動車税 | 59,250円 118,500円(3年分)から50%減税 |
自賠責保険料 | 40,040円 |
合計 | 2,952,685円 |
今回は一括で支払い、3年後に新車へ乗り換えるパターンを想定してみたいと思います。なので、この車を3年前に取得したと仮定して、買取専門店へ売却した金額をシミュレーションしてみます。ちなみに買取専門店へ売却した場合には、状態や交渉などによって大きく値段が変動しますので、ここでは中古車販売店価格での相場から20%引いた金額で計算してみたいと思います。
車名 | トヨタ プリウス1.8G |
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登録年 | 2013 |
走行距離 | 3.7万km |
販売価格 | 180.9万円 |
売却価格想定 | 144.7万円 販売価格の20%減額 |
状態にもよるかと思いますが、相場としてはこれくらいになるかと思います。税金が結構かかるとはいえ、新車購入時から100万円以上の減額となっています。
乗り換える時には同じくらいの価格帯を選び傾向がある
単純にいえば売却金額よりも次の購入金額が低ければ、追加費用がほとんど無く乗り換える事が出来ます。しかし実際は、最初の新車時と同じくらいの金額帯の車を購入するケースが多いと思います。あるいは、景気の状況によって乗り換える車を変えるパターンがあるかもしれません。
ちなみに、大人気となっているトヨタのアクアですが、新車で乗る際に減税となる額は合計72,600円です。思ったよりも減税額としては大きくないという印象を持ちます。
新車購入の補助金は影響が大きい
現在だと、新車購入時に大きいのは政府から出される補助金でしょうか。特に電気自動車に対する補助金が大きく、最大で60万円の補助金が発生します。燃料電池自動車に対しては車体の2/3が補助金として出されるので、70%近い割引率で購入出来るのと同じような意味になります。
話を戻すと、長く乗り続けることは減価償却の意味でもお得ですし、大事に乗り続ける事は古来から考えても大事な慣習の一部なので、悪いことではないはずだと思います。しかし故障が多くなってきた時に、どこかのタイミングで修理費が維持費を圧迫してきます。また税制上も13年と18年を区切りとして重課税となっています。
3年など短期で乗り換える場合には、価格の下落率が大きいので、あまりオススメ出来ません。しかし3年と5年、3万kmと5万kmでは新車から3年、3万kmに比較したら下落率は緩やかになります。図にすると、以下のようなイメージです。
やはり5年くらいから7年くらいまでが価格の下落率などを考えると、ちょうどよい売り時になるのかもしれません。
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