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売却が決まっても引き渡して売買完了するまで気を抜かずに

車の売却にまつわるトラブル

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小学校などの遠足で帰宅前に言われた「家に着くまでが遠足です」という言葉を覚えている人は多いと思います。年代によって言われてないかもしれませんが、定番フレーズなのでどこかで言われた方も多いと思います。家に帰るまで遠足というのは、「まだ終わってないから気をつけて安全に帰宅してくださいね」という意味です。

車の売買についても同様で、契約が終わっても実際に売買が完了して入金が済むまで、気を抜かず注意深く対応するべきです。あまり多くはありませんが、一応頭に入れておくべきケースとしてご紹介しておきます。

車引き渡し前に事故

査定額に納得して、契約書を交わして、あとは車を引き渡すだけという段階になっても、まだ乗り続ける方がいます。次の車が納車されるまでという理由や、どうしても仕事のために必要という方など理由は様々ですが、そういう時に限って事故を起こしてしまいがちです。もちろん、事故を起こしてしまった場合は、一旦査定額や契約は無効になります。

軽くこすったなど小さな事故ならバレないかもと甘い期待を持つかもしれませんが、当然分かりますし、その場合でも契約は無効になります。通常契約書にて、現状の確認書と、引き渡しまでの現状維持を誓約します。例えば契約後にパーツを取り外すなどされる事もありますので、現状維持というのは必須条件になります。当然新しく傷をつけたというのは現状維持に反しますので、契約自体が無効になります。

ドライブに行くのもトラブルの原因となりやすい

最後の思い出にと遠くにドライブするのも、トラブルの原因となりやすいので、おすすめできません。夏の時期にエアコンの使い過ぎなどでバッテリーが上がってしまったり(一度上がったバッテリーは交換が必要)、渋滞などによってオーバーヒートになったり、疲れて居眠り運転になったりと、いずれも稀なケースではありますが、確実に現状維持出来る保証がありません。

また車内の汚れなどにも気を配る必要があります。最後だからと気を抜いて汚してしまう場合があります。シミなどになるとその分は減額となりますので注意が必要です。

本来は査定時に引き渡すつもりで行った方が良いのですが、車に置いてある私物は全て撤去した方が良いです。トランクルームなどにおいているものも含めて、売却時には全て取り除かなければならないものなので、汚れなどの確認の意味でも余計な私物は置かない方が良いです。また条件次第で売却となった場合、その場で預けるのが通常なので、即時引き渡しが出来るようにしておく事がベストです。

車を引き渡す時には、ガソリンを満タンにする必要はありません。最低限あれば問題ありません。レンタカーと違い、次にすぐ乗るわけではありませんので、ガソリンが満タンでなくても問題ありません

引き渡しが遅れる場合には充分注意

また都合などによって引き渡しが遅れてしまう事もあります。買取専門店のシステムは、オートオークションに出品してすぐに売却する事で在庫リスクを避けるので、高額買取が出来るというものです。つまり契約時にはどこのオートオークションに出品するか、その際の売却額は現在の相場から見ていくらか、などを計算の上で査定額を出しています。そのため、引き渡しが遅れると予定していた金額で売却出来なくなる事がありますので、契約違反として減額される可能性があります。これは中古車販売店の買取でも同様で、相場は常に変動するので、出来るだけ引き渡しは早く行なった方がトラブルは少なくなります

売買契約を結んだ後は、原則としてキャンセルは出来ません。先述のように売買契約はオートオークションへの出品を前提としている場合もあるので、契約後に出品予約などを行ない、手数料などの経費が発生してしまっている可能性があります。契約前であれば問題ありませんが、契約後のキャンセルは実際にかかった経費分など、キャンセル料が発生する事もあるので、慎重に契約しなければなりません

契約を締結した段階で引き渡しを行い、最終確認をするのが通常だと思いますし、その流れが一番トラブルは少なくなります。何らかの事情で引き渡しが遅れる場合は、トラブルになる事も覚悟しなければなりません。

契約締結後の減額については注意

契約締結後に改めて査定を行ない、その結果不具合など瑕疵が見つかったので減額したい、というトラブルがあります。詳しくは別記事にてまとめていますが、問題があった場合には減額を受け入れる必要もあります。不当な要求の場合には国民生活センターなど第三者機関に相談しながら解決を試みたほうが良いです。
参考→ 中古車売買で起こったトラブル

また、稀に契約締結済み、車両引き渡し済みなのに入金されないという事がありますので。大手会社の場合にはほとんどありませんが、小さな会社や個人売買などの場合には、度々トラブルとして報告される事例です。契約完了して、実際に入金完了するまで、気を抜いてはいけません。車売却は入金完了するまで終わりではありません。

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