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車査定の大事なポイントは走行距離です

車の査定にまつわる知識

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車を査定するポイントはたくさんあります。外装から確認していき、オプションの有無やエンジン音なども確認します。

中古車販売の実績や現在の人気などから、車種と年式によって、おおよその基準額を算出します。基本的に査定とは、この基準額から「減点」していく作業を示します。中古車を販売するために買い取る訳なので、売りやすい要素が見当たればプラス査定、マイナス要素が見当たれば基準額から減額します。

中古車買取会社の立場から考えてみれば分かると思いますが、査定において大事なのは「損をしない」事です。売買契約後に見落としていた要素があり、売り主の瑕疵でなければ当然買取会社のミスになります。例えば人気の色だと判断して買い取ったが、実は不人気色だった場合などは、買取会社のミスですね。

そのため、査定時にマイナスとなりそうな要素を、特に念入りに確認します。再確認によって見落としは防止できますが、初回に確認出来ればそれにこしたことはないので、真剣に査定を行います。

状態の良さは「走行距離」の短さに比例する

そのような査定において、一番大事なポイントは「走行距離」です。

あなたが中古車を購入しようとした時に、必ず確認するのは「値段」と「走行距離」ではないでしょうか? もちろん好きな形、希望する条件の範囲内に収まる車であることは前提ですが、同じような条件の車が2台あったとして、走行距離が2万kmくらい違っていれば、走行距離の少ない方を選ぶのではないでしょうか(もちろん値段とのバランスによりますが)。

出来るだけ状態の良い車に乗りたいという希望は共通なので、状態の良い車を指し示す証拠として、走行距離は最も分かりやすい数値になります。たとえ登録日から年数が経過していても、走行距離が少なければ、エンジンなどの寿命はまだ充分あると考えることが出来ます。

走行距離は所有者がどのように車を使ってきたかを示す数値にもなります。平均的な使用で、年間1万kmほどの走行距離となるようです。もしそれ以上のペースで利用していれば、当然走行距離も増えますので、普段どれくらい乗っているか大まかな推測が成り立ちます。

コンディションの良さというのは総合的なもので、外装はキレイだけど中が汚い車や、一見して問題なさそうだけど内部のメンテナンスが全然出来てない車など、千差万別です。ただ走行距離というのは厳然たる数値であることで、判断しやすい要素であることは間違いありません。

一括査定の中で、実際に現物を査定しなくても査定見積もりを出せるのは、走行距離と車種・年式によって、大まかな範囲で売却額(店頭での売値)を計算できるので、そこから支払える買取額を提示することが出来るのです。そのため、一括査定による簡単な見積もりの各社の差額は、この基準額で変わります。相場より大幅に高い見積もりを出してきた場合は、実際の査定で大きく引かれることもあるので注意が必要です。

このように、走行距離というのは重要な要素ですが、基準額を算定するものであって、個々の要素によって査定額は変わるという事を覚えておけば問題ないでしょう。

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