スポンサーリンク
希望ナンバーで申請して取得した場合のナンバープレートなど、自分の車のナンバーに愛着を持つ方は少なくないと思います。あまり推奨出来ませんが暗証番号などに利用したりする方もいると思います。人気車種に乗っている場合、同じ車が多くて駐車場で自分の車が分からなくなってしまうこともありますが、ナンバーで確認すれば一発で分かります。また駐車場でライトを付けっぱなしの場合などに呼び出されますが、その時もナンバーが頼りです。
ナンバープレートの正式名称は「自動車登録番号標」といいます。車体の大きさなどによって区分が変わるので「3ナンバー」「5ナンバー」など聞いたことがあるのではないでしょうか。
車を買い換えるときにも、同じナンバーを使いたいという方は多いと思いますが、残念ながら同じナンバープレートを使うことは出来ません。ナンバープレートは使用者に所属するものではなく、車体に所属するので、車を売却すれば当然ナンバープレートも一緒となります。
ただ、4ケタの番号については「希望ナンバー申請」によって、もし番号が空いていれば好きな番号を引き続き使用することが出来ます。中古車を購入する場合は、希望ナンバー申請をお願いするとオプション扱いで費用が発生してしまいますが、ディーラーで購入する場合は無料にしてもらえることがほとんどです。ディーラー購入の場合はその他にも値引きしやすいオプションなどがありますので、覚えておくと得です。
使用していたナンバープレートは、売却した後に抹消され新規で取得されるのがほとんどです。これは個人情報保護のためではなく、税制のためです。
車検満了まで期間のある車の場合、ナンバーを返納することで残期間分の税金などが還付されます。車検をフルにして販売した方が売れやすいので、車検を取り直すことが多いようです。また車検が満了した車にナンバーだけ付けようとした場合は、税金が発生しますので、売るまでの期間はナンバーを取っておいた(ナンバー抹消)方が合理的なのです。
また自動車のナンバーは必ず所有者が住む地域の陸運局が発行するものでなければなりません。世田谷に住んでいたら「世田谷ナンバー」、大阪市内に住んでいたら「なにわナンバー」です。(引っ越しの場合は次回車検時に変更)。そのため、予め中古車販売店がナンバーを取得しても、直接買いにくるお客さんや、あるいは中古車オークションで転売する場合には、ナンバーを取り直さなければならない可能性が高くなります。そのため、ほぼ必ず中古車買取の場合はナンバーが抹消されます。
逆にいえば、ナンバープレートが無い車でも、車に価値があれば売ることが出来ます。何らかの理由でナンバー抹消の手続きを行った車であっても、出張査定と引き取りを利用する事で売却が可能です。当然公道は走れないので、専用の車載車などで引き取ってもらう必要があり、査定額から引かれますが、売却は可能です。
ちなみに、希望ナンバー申請は以下の方法で行うことが出来ます。
□「一般社団法人 全国自動車標板協議会」が運営する「希望番号申込サービス」へアクセスする。
↓
□「新規申込み」「申込みフォーム」に必要な情報を入力する。
申込み者氏名・電話番号・メールアドレス・パスワードを入力すると、メールアドレス認証を行います。
↓
□「登録自動車」「ナンバープレートの状態」「車検証の本拠位置」を入力します。
↓
□「車台番号」などを入力します。
↓
□申込み完了後にメールが届きますので、交付手数料の支払いを行います。
↓
□入金の確認ができ次第、メールが届きます。
↓
□交付期間内に希望番号予約済証を受領し、近くの運輸支局で登録を行います。
ナンバー発行の手数料と書類が必要になります。
希望するナンバーが抽選の場合は?
あまり人の取らないような番号であればすんなり取れる場合もありますが、人気の番号だと抽選になることがあります。特に人気のある番号の場合は「抽選対象希望番号」といって、手続きが異なりますので注意が必要です。どの番号が該当するかは以下のURLから確認出来ます。
基本的な流れは先ほどと同一ですが、抽選があるぶん、少し異なります。具体的な抽選日はメールに記載されるようです。抽選結果はメールでの送付、またはサイトで確認出来ます。落選の場合は同じ番号で再度抽選するか、他の番号に替えるかを選択できます。
希望ナンバーにした場合は、受注生産となるため、通常よりも費用がかかります。ナンバーの種類や地域によっても価格が異なります。小型・中型普通自動車のペイント式で4000円台、字光式(ライトをつけた時に光るタイプ)の場合は5000円台の場合が多いようです。ディーラーなどに依頼する場合は、上記にプラスして作業料が発生します。
スポンサーリンク