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Credit by halfrain
代表的な自動車メーカーともなれば、自然と誰でも知ってるような人気車種というのがあります。トヨタのカローラ、日産のスカイライン、ホンダのフィット、マツダのロードスター、スバルのインプレッサなどなど。車種に限らず、例えば軽自動車といえば○○というように、車のタイプ的に認知されている場合もあります。一度ヒットした車種というのは、そのメーカーが力を入れて開発していきますので、新モデルでも良い性能を得ることが出来て、その結果より売れるという好循環となるため、自然と人気車種になりやすくなります。
最近だとトヨタの「アクア」がそのパターンといえます。完全に新モデルとして市場に登場したのが2011年の12月です。フルモデルチェンジはまだ行っていませんが、マイナーチェンジを2014年に一度行い、一部改良を3回ほど行ってます。特別仕様車も2015年に発売しています。発売開始時で見込みの10倍以上の注文があり、その後も売れ続け、2016年2月に累計販売台数が100万台を突破しました。代表車種であるカローラでさえ100万台までに約6年かかりましたが、アクアはわずか4年2ヶ月で達成しました。当然年間販売台数も国内首位をキープしています。
現在人気の車が、将来的に中古車市場でも人気に
人気車というのは、中古車市場でも人気車種です。多くの販売台数があるということは、自然と中古車の数も多くなります。人によって走行距離や状態や価格など、購入を優先するポイントが異なるので、台数があればあるほど選びやすくなります。販売店としてもそういった需要を把握していますので、状態に関わらず積極的に買い取ります。在庫として多少抱えても、人気車なので売れ残るリスクがとても低く、売り切ることが出来ます。そのため、人気車を売る場合は、事故車で無い限りは好条件で売ることが出来ます。
人気車のメリットは他にもあって、より多くの人が乗る車なので、細かい不満などもメーカーが拾い上げて改良します。不具合の起きやすい箇所があればすぐに改善されますし、多くの人が乗っている安心感は、そのまま信頼感に置き換えられます。
不動の人気を誇る軽自動車
軽自動車で人気車といえば、ダイハツのタントダイハツ、ホンダのN-BOX、スズキのワゴンR、アルトなどがあげられます。燃費の影響もあり、軽自動車はワゴンRのヒット以降、各社が力を入れて開発・販売している分野です。昔の軽自動車は加速が弱い、居住空間が窮屈、内装がチープなどマイナス面が強かったですが、現在は各要素が大きく改善されたことも影響して、人気になっています。またもともと税制面で優遇されていましたので、マイナス要素が少なくなれば、魅力ある選択になります。車両単価が低いために、中古車も価格が抑えられるため、買取の査定額も高い価格は期待しづらいですが、需要はありますのである程度の価格は期待できると思います。
ファミリー向けの選択肢として人気のミニバン
家庭向けのミニバンも根強い人気があります。トヨタのヴォクシー、シエンタ、エスクァイア、ヴェルファイア、ノア、アルファード、日産のセレナ、ホンダのステップワゴン、フリードなどが人気です。販売ランキングではハイブリッドのコンパクトカーや軽自動車に人気が集まりますが、総合的に安定して売れ続けてるのはミニバンです。特にトヨタは車種を多く抱えていながら、どれも人気車種となっています。ファミリー向けとしては、コンパクトカーや軽自動車だと狭さを感じるため、ミニバンかSUVという選択になり、その結果安定して人気のある状態となってます。家族で乗る分、どうしても車内の汚れや細かい傷がつきやすかったり、内部のメンテナンスを疎かにする方が少し多いのですが、外装はキレイに維持する方が多いので、査定評価も期待できます。内部のメンテナンスは、一般的に走行距離が7万kmを超えたあたりから影響してきます。
参考→ 車の走行距離と買い換えのタイミング
サイズ感がちょうどよいコンパクトカー
他に人気のカテゴリーはコンパクトカーです。コンパクトカーの明確な定義はありませんが、セダンより小さく5ナンバーサイズで、1500ccくらいまでの車を指すことが多いです。先ほど触れたトヨタのアクアもコンパクトカーと呼ばれ、他にトヨタのヴィッツ、パッソ、ホンダのフィット、日産のノート、マツダのデミオ、スズキのソリオ、スイフトなどが人気です。セダンより小さいものの、近年ではハイブリッドカーが主流になった事で大きく燃費も向上し、子供が少ない家庭などではコンパクトカーでも充分と考える方も多く、こちらも安定して人気があります。ハイブリッドだけではなく、水素カーや電気自動車などもコンパクトカーのサイズで投入される事が多く、今後このサイズが標準的な車のサイズになっていく可能性があります。
もし乗っている車のカテゴリーが上記のような人気のタイプであれば売りやすいです。反面、タイプとして人気が無くても車種として需要の強い場合はいくらでもあります。乗っている車が人気車種の場合には売り手市場となりやすいので、一括査定などによって好条件を引き出して乗り換えることをおすすめします。
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