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査定額を低くするために営業が使う言い訳

査定時の交渉について

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買取専門店をうまく利用すれば下取りなどより高く売ることが可能ですが、買取も商売である以上、査定額を安くできればそれだけお店の利益が増えますので、なるべく安く買い取りたいのが本音です。出張査定の営業担当に課せられているのは、なるべく売れる車を、他店に取られないギリギリの価格で、安く買い取る事です。そのため、一括査定の申し込みがあれば我先にとアプローチをかけますし、店舗へ持ち込んできたお客さんは高確率で契約に持ち込みます。

ここを読んでいるような熱心な方であれば、査定担当者の言うがままに契約するような事はないと思いますが、交渉のプロも多いので、注意していても契約してしまったというケースが良くあります。

交渉は情報量の多い方が有利

基本的には、交渉は知識のある方が有利です。ここでいう知識とは、車に対する知識ではなく、どういった車が売れやすいか、どういった条件で値段が決まるかを知っているという意味です。そのため自動車工場で働いている人でも、求められる知識が違うために安く売ってしまった、という事があります。買い取りにおいての専門知識を持っている人なんて限られているので、ほとんどの場合は査定担当者の方が有利に交渉を進められます

ただ査定のポイントや価格がつきやすい条件などは変わらないパターンなので、以下の記事などを参考にすれば、最低限の知識は得られると思います。
参考→ 買取査定担当が査定時に見るポイント
参考→ 高額査定のポイント(外装・内装・修理編)
参考→ 高額査定のポイント(アピールポイント・整備記録)

査定担当者が査定額を低くするために使うのは、以下のような言葉です。

外装など分かりやすい箇所

塗装が色落ちしているので、塗り直しに費用がかかる
人気色ではないので、なかなか買い手がつかない
室内にこびりついた匂いを落とさなければならない

外装や簡単に確認しただけでわかる部分を理由に使う事で、売り主の方も理解がしやすく納得しやすいため、よく使われる方便です。

塗装の色落ちは気にしない方が多いので、軽くワックスするだけでそのまま店頭に並びます。よほど色落ちしていない限り、ワックスの光沢があれば古く見えないです。
人気色での価格差はありますが、よほど変な色でない限りはそこまで大きな価格差にはなりえません。特に無彩色はどんな車種でも需要がありますので、色は大幅な減点の理由になりづらいです。
匂いはタバコの場合だとクリーニングする箇所が多くなるので、費用もその分かかりますが、クリーニング費用にも相場がありますので、もし多めに引かれていたら他の会社に査定してもらった方が良いです。

買取会社側の事情

業界的に在庫がだぶついてるので、安くなる
流行が終わってしまったので相場が下がってる
インターネットの相場は嘘、本当はもっと低い

こちらが調べることの出来ない内容を理由とする事で、査定額を下げようとする方法があります。

在庫がだぶついてるかどうかを調べるのはとても難しいので、つい納得してしまいそうになりますが、在庫がだぶつく程人気という事でもあるので、査定額が下がる理由にはなりません。
流行の変遷で実際に相場価格が下がることもありますが、少なくとも数年間の間隔で変化していくので、すぐに相場に反映される事はありません。
インターネットの相場は嘘、というのは効果絶大な営業トークで、もちろんそんな事は無いのですが、専門家(っぽく見える)相手からそんなことを言われたら信じてしまうのが普通だと思います。こう言われて真に受けてしまうと、あとは相手の言いなりになってしまいます。どんな揺さぶりも疑える慎重さが必要です。

車に対する知識がある人でも、営業職の人でも、車の買取営業の人に挑むのは分が悪い戦いといえます。それほど上手に交わしますし、誘導の上手い人が多いです。上記であげたように現場の人しか分からない事を利用して、「調べようがない事」を混ぜてきますので、こちらに出来る事は限られています。

一括査定で複数の買取会社に出張査定を依頼する事をオススメしていますが、単純に依頼しただけでは返り討ちに遭います

出張査定では契約しない
プラス査定になるポイントと、マイナス査定になるポイントを把握する

上記の知識を得てから査定を受けることで、一括査定による買取額アップが期待できます。もし面倒に思ったら、買取額は大幅に下がりますが、下取りや店舗へ持込んで契約したほうが良いでしょう。

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