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車査定時の交渉術3 – 知識があることを「ほのめかす」

査定時の交渉について

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車の出張査定で来る人は、知識レベルでは結構差があります。長年携わってきた人と新人が同じ知識レベルではおかしいので、やはり経験による知識は大切で、素人がいくら勉強しても敵うものではありません。

査定基準額の基本としては、会社として「この車ならこれくらい出せる」というデータがあります。過去の販売データや市場相場などから導き出します。その査定基準額からどれくらい安く仕入れられるかが営業の腕です。1円でも高く買い取りますというのは建て前で、1円でも安く買い取りたいが本音ですね。

前置きが長くなってしまいましたが、要は優秀な営業担当の人ほど査定額を下げるのが上手だということです。それもあからさまに下げるのではなく、さりげなく下げます。

「知っている」ということをさりげなくアピール

優秀な方にあたらないことが一番ですが、もしあたっても最低限の防御方法があります。それは「ほのめかす」ことです。ちゃんと知ってるぞという事をほのめかすだけで、不当に査定が下がるのを防ぐことが出来ます。

まず前提として、愛車の相場と価格範囲を自分で調べておくことが大事です。最終的に提示される査定額に対して、安すぎるのかお得なのかの判断もつかないので、自分で相場と価格範囲を調べることは、最低限必要な作業といえます。そのうえで、価値のある項目とマイナスの項目も把握するのがベストです。ここで少しでも知識を持てれば「ほのめかす」ことが出来ます。自分の車をプレゼンするためには、最低限、自分の車の良いところを知らなければ出来ません。査定担当の人との交渉とは、愛車のアピールをする事です。

すぐにわかる事は要素としては弱いです。ワンオーナーである事や人気車種である事は、査定アップ要素として誰でも知ってる事なので、わざわざアピールする必要もありません。それ以外の要素をアピールします。

たとえば、人気色であることをアピールします。白だから人気があるというのではなく、特定の車種で人気がある色の方が効果が高いです。「この車種はオレンジが人気ですよね」と会話することで、愛車のオレンジ色の良さをアピールするのと同時に、ちゃんと調べている、知っているなという印象を与えることが出来ます。

ひどい営業の人だと、「オレンジは人気出ないんですよね」などと言うかもしれません。それで所有者が納得してしまえば、不人気車だから査定も悪いと説得することが出来ます。それを防ぐためにアピールポイントを把握しておくことはとても大事です。

整備手帳・記録簿はつけておくと証拠として提出できる

他に、きちんと整備してきたら整備手帳を見せるのも効果的です。マメに整備してなくてもきちんと整備手帳に記録がしてあれば、それは何か整備をしたという唯一の証拠になりますので、アピールポイントになります。特にマメなオイル交換など外から見えない部分へのケアというのは評価されづらいので、しつこいくらいにアピールする必要があります。

普段から丁寧な運転をしている人であれば、それもアピールした方が良いです。どういう運転をしているかというのは、整備担当のレベルだと分かりますが、査定担当で分かる人は少ないです。なので「丁寧に運転して丁寧に扱ってきたから、今これだけ状態が良いんですよ」というふうにアピールするのが大切です。そうやってアピールするのは、「これは売りやすい車ですよ」という説得になります。

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