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燃費が良い車に乗り換えるのは得?

車を買い換える時の疑問

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所有している車に大きな不満は無くても、新車が発表される度に気になったり、友人などが新しい車に乗り換えたら気になるものだと思います。また最近はハイブリッドや電気自動車など燃費の良い車も増えてきてるので、買い替えを検討される方も多いと思います。

特に燃費の良い車へ買い換えようと思った場合、長期的に見て乗り換えた方が経済的に得という判断をしているかもしれませんが、きちんと計算される方というのは稀です。あるいは多少損をしてもクリーンな車に乗り換えた方がと思う方が多いかもしれません。今ならグリーン化税制による優遇措置もあり、購入時だけではなく車検時などにも適用されますので、今買い換えた方がお得なのかもしれません。

ということで、車種別にお得かどうかを比較してみましたので、ご参考にされてください。

今乗ってる車(参考)
車名 フィット 1.3 ハイブリッド
登録年月 2010年
燃費 26.0
(JC08モード燃費(km/L))
燃費基準達成率 平成22年度燃費基準 + 25%達成
(減税非対象)
月間維持費
月間走行距離 1,000km
給油 約4385円
(約38L給油、リッター価格114円で計算)
重量税 2,050円
(24,600円÷12ヶ月、エコカー減税無し)
車検費用 約4,166円
(約10万円÷24ヶ月、ディーラー依頼として計算)
合計 10,601円
プリウスの場合
車名 プリウス 1.8 A(DAA-ZVW51-AHXGB)
登録年月 2016年
燃費 37.2
(JC08モード燃費(km/L))
燃費基準達成率 平成32年度燃費基準 + 0%達成
月間維持費
月間走行距離 1,000km
給油 約3,066円
(約27L給油、リッター価格114円で計算)
重量税 0円
(22,500円、エコカー減税:100%)
車検費用 約2,083円
(約7万5千円÷36ヶ月、ディーラー依頼として計算)
合計 5,149円
電気自動車の場合
車名 ノート 24S(ZAA-AZE0)
登録年月 2016年
電費 7
乗り方や季節で変動するので、参考値として
エコカー減税 様々な減税、免税措置が受けられる
月間維持費
月間走行距離 1,000km
充電 約2,969円
(電費7km/kWh、電気代20.78円/kWhで計算)
重量税 0円
(22,500円、エコカー減税:100%)
車検費用 約2,083円
(約7万5千円÷36ヶ月、ディーラー依頼として計算)
合計 5,052円
ハイブリッドのファミリーカーの場合
車名 ヴォクシーハイブリッド 1.8 X(DAA-ZWR80G BPXEB)
登録年月 2016年
燃費 23.8
JC08モード燃費(km/L)
燃費基準達成率 平成32年度燃費基準 + 20%達成
月間維持費
月間走行距離 1,000km
給油 約4,789円
(約42L給油、リッター価格114円で計算)
重量税 0円
(30,000円、エコカー減税:100%)
車検費用 約2,083円
(約7万5千円÷36ヶ月、ディーラー依頼として計算)
合計 6,872円

今乗っている車が2010年に購入したフィットだと仮定して、そこから「プリウス」「ノート」「ヴォクシー」に乗り換えた場合、維持費とかがどう変わるかをシミュレーションした結果です。税制やガソリン価格などは2016年現在のものを参考基準にしています。燃費は車種によっても違うので、新しい車であれば良くなることがほとんどですが、ファミリーカーに乗り換えた場合などは大きい車に乗り換えるので、比較した場合に燃費が悪くなる場合もあります。

維持費の価格差で大きいのは、税制面での優遇です。月間でダイレクトに支出するのは、駐車場代とガソリン代(電気代)ですが、今は古い車ほど重課されるので、税金だけで考えたら新しい車の方が良いです。税制の仕組み的に、新しい車への乗り換えを優遇しています。シミュレーションの優遇税制は、新車購入をモデルとしていますので、最も優遇される税制で計算しています。減税や免税は初回が最も優遇され、2年、3年と経過すれば減税率は下がります。

維持費だけでシミュレーションすれば、税制で優遇されている新しいエコカーが安くなるのは当然なので、予想できた結果です。しかし知りたいのは、買い換えた方がお得かどうかです。シミュレーションには取得費用が入っていないので、取得費用を加えた結果が、以下の表になります。

プリウスの取得価格
車名 プリウス 1.8 A(DAA-ZVW51-AHXGB)
車両価格 2,777,563円
税金・保険料 150,237円
91,900円分の減税額を差し引いた金額、リサイクル料含む
合計 2,927,800円
消費税8%を含む金額
月間換算 48,797円
5年間(60ヶ月)で分割した場合
維持費用合計 53,946円
月間のランニングコスト5,149円+取得費用の月間換算
ノートの取得価格
車名 ノート 24S(ZAA-AZE0)
車両価格 3,197,880円
税金・保険料 49,299円
減税、補助金などを差し引いた金額、リサイクル料を含む
合計 3,247,179円
消費税8%を含む金額
月間換算 54,120円
5年間(60ヶ月)で分割した場合
維持費用合計 59,172円
月間のランニングコスト5,052円+取得費用の月間換算
ヴォクシーの取得価格
車名 ヴォクシーハイブリッド 1.8 X(DAA-ZWR80G BPXEB)
車両価格 2,480,073円
税金・保険料 210,927円
減税などを差し引いた金額、リサイクル料を含む
合計 2,691,000円
消費税8%を含む金額
月間換算 44,850円
5年間(60ヶ月)で分割した場合
維持費用合計 51,722円
月間のランニングコスト6,872円+取得費用の月間換算

※公式サイトシミュレーションで計算。値引き・オプションを一切含まない試算

単純に計算してみましたが、もちろん下取りや買取によって新車購入時の負担を減らす事も可能ですし、値引き交渉によって取得金額を下げる事も出来ると思います。またメーカーオプションなどの選択によって取得金額が上がる事もあると思います(ナビなどをグレードアップしたりすれば当然金額は上がります)。ただ大きくは変わらないと思いますので、参考金額としては問題のないシミュレーションだと思います。

維持費用としては乗り続けた方が安く済みますが、一方で故障のリスクも高くなり、整備費用が徐々に増えてきます。環境負荷という意味で現在の税制は古い車に対して重課していますが、今後この流れが加速する可能性もあります。また街中や高速道路で突然故障する車は一定の割合で発生しますが、故障車が原因で渋滞が起こったり、車両火災が起きたりと社会的なリスクもあります。壊れるまで乗るという思想は大事ですが、きちんと整備して安全な状態を保ってこそなので、もし責任が持てなければ乗り換えるというのは大事な選択肢です。

乗り換えるのであれば、以前も触れましたが、新車購入から3年目の車検まで、あるいは5年目の車検までに買い換えるのが一般的です。
参考→ 車の乗り換えタイミングと税金の関係

今後も技術開発が進むことでガソリン車の燃費が向上していくと思いますし、また電気自動車や水素自動車など、ガソリン以外の動力源による車が増えてくると思います。新しい技術というのは、普及するまでは価格が高くなりやすく、現在の電気自動車はその典型ですが、一定の普及をしてくれば自然と手に入れやすい価格帯になってきますので、そのタイミングで乗り換えるというのは賢い選択だと思います。

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