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車を売るにはディーラーへ下取りに出したり、中古車販売店や買取専門店へ売却します。中古車販売店や買取専門店の場合、1社だけに車を持ち込んで査定してもらうと大幅に値切られて、安値で売ってしまう事があります。複数社に対して相見積もりを取ることで、適正な範囲の査定額が分かりますし、その中で最高値の会社に売れば、1社だけの場合に比較して高く買い取ってもらえる可能性が高くなります。
複数社へ査定を依頼する場合には一括査定が便利ですが、何社から電話がかかってくるか分からないので、不安という方がいます。不安の原因は、何社に依頼するのかわからない、全部の会社から即座に電話がかかってきそうで怖い、というような事だと思います。一つずつ解説していきます。
一括査定の最大査定依頼社数は10社が基本
それぞれ一括査定サイトによって内容の違いはありますが、一括査定の最大査定依頼数は10社程度が標準です。提携業者数は50社~300社程度と幅広いですが、住んでいる地域によって査定依頼をする会社が異なってきますので、実際に査定を依頼するのは10社程度だと認識してください。サービスによってもっと多い場合もありますが、多くの会社に査定を出しても、実際に決まるのは1社だけなので、それ以上は意味がなかったりします。
住んでいる地域ごとに査定会社が異なるので、都市部ほど査定会社が最大の10社に近くなります。近くに査定会社が少ない場合は、一括査定で依頼する会社数も少なくなります。そのため、どの地域で申し込んでも必ず10社程度に査定申し込み、とはなりません。
査定依頼社数は選択できる
多くの一括査定サイトでは、一括査定申し込み時に、どの会社に依頼するかを選択する事が出来ます。ネット上の評判や実際に利用された方の体験談をもとに、査定会社を選ぶのも一つの方法ですが、営業担当者によって個人差が激しいので、あまり評判を信用しすぎない方が良いでしょう。良い評価の集まる会社はそれだけ良い会社である可能性が高くなりますが、あくまでも目安と捉えた方がよいです。
全国展開やそれに近い展開をしている大手会社は、ほとんどの地域で一括査定の候補として選択出来ます。大手だけではなく地域の中小企業にも査定依頼を行うことが出来ます。地域系の会社に依頼する場合は、大手買い取り会社に比較すると、どうしても買い取り力は弱くなりがちですが、キャンペーンの内容によっては高くなることもあります。また好印象を持っている地域系の会社があれば、査定を依頼してみると良いでしょう。
売る車によっても営業は異なる
一括査定では査定を依頼する会社の数も、どの会社にするかという選択も自分の方で行えるという説明をしてきました。それでも複数社に査定依頼を行った瞬間から、電話が鳴り止まなかったり、しつこく営業されるんじゃないかと不安に思っているかもしれません。
どの会社から電話がかかってきて、どの会社がしつこいというには、一概に答えられません。ただ買い取り会社が欲しいと思う車(人気車、在庫不足車、状態の良い車)に対しては熱心に営業しますので、10社中5社以上からは電話連絡や出張査定の問い合わせを受けると思います。
もしあなたがスーパーの店長で「今日の目玉になりそうな商品が入荷したけど、どの会社に売るか決めかねてる」というような連絡を取引先からもらったら、迷いなく社員を買いに走らせるでしょうし、自分で買いつけにいくかもしれません。
売りやすい車を一括査定に依頼するというのは、そういった状況と同じです。
反対に過走行車や高年式などの販売価格が低い車には、ほとんど連絡の無いこともあります。買い取り会社などはあくまでも中古車として販売する事が目的なので、売りづらい車や、売っても利益の少ない車に対しては積極的に営業しません。
一括査定を申し込んだ結果、営業がどれくらい来るかは、売る車次第という事です。
あまりに過走行、高年式車の場合で売値がつかなそうと予想される場合は、廃車を前提に手放すことを考えた方がよいかもしれません。廃車の場合には、以下記事をご参照ください。
参考→ 廃車手続きをするのに必要な書類・手続き
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