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Credit by DY5W-sport
スズキといえば軽自動車を専門に扱うようなメーカーのイメージを持っていますが、その印象を決定づけているのが、アルトシリーズと、ワゴンRです。
ワゴンRを売却した場合に、どれくらいの値段がつくか気になると思います。各参考価格・実績価格を見ていきます。
ワゴンRの下取り参考価格
年式 | 2013年(H25) |
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グレード | FX CVT |
新車価格 | 105.7万円 |
下取り参考価格 | 67万円 |
年式 | 2013年(H25) |
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グレード | FX CVT |
新車価格 | 105.7万円 |
下取り参考価格 | 31.5~41.5万円 |
トヨタのシミュレーションの方が下取り価格が高く、3年落ちの車ですが、新車価格の半分以上となっています。通常は半額以下に落ちるので、ワゴンRの人気が高く、中古車として評価が高い事の表れとなります。
ワゴンRの買取価格
年式 | 2013年(H25) |
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グレード | FX CVT |
新車価格 | 105.7万円 |
買取参考価格 | 47.9~53.9万円 |
3万km走行の設定で調べてみました。トヨタの下取り参考価格には及ばないですが、通常の下取りよりは高値になっています。トヨタの下取り参考価格も、買取参考価格の場合も、実車の状態や、季節で変動する人気、在庫状況、また他の買取会社との競争などによって査定価格は数十万円変動する事もあります。あくまでも平均値、目安として考える必要があります。
ワゴンRについて
Credit by Tennen-Gas
ワゴンRは1993年に「クルマより楽しいクルマ、ワゴンR」というキャッチコピーとともにデビューしました。
2シーター+マルチスペースを特徴としていて、リアシートの背もたれを倒すとフラットな室内を作れる「ダウンダイブ方式」を採用しました。これは当時の軽自動車だけではなく、普通車でも珍しい機構でした。
車体の高さを上げる事で、視点が高くなり視認性・開放感の向上に繋がり、居室空間の拡大にもなりました。それでいながら、ワンステップで乗り降りの出来る床の高さだったので、広さと使いやすさを併せ持つ車でした。
ワゴンRのそういった特徴は発売当初から受け入れられ、爆発的なヒットになりました。すぐに同業他社も反応し、類似車種が登場しました。現在では軽トールワゴン、軽ハイトワゴンと呼ばれるジャンルの元祖とないました。
販売台数は、ダイハツムーヴと争いながらも、軽自動車No.1、あるいは普通車も含めても年間販売台数No.1を記録する年がいくつかありました。2011年頃まで軽自動車販売台数トップを快走していました。
直近の販売台数として、2013年度は180,029台、2014年度は156,429台、2015年度は100,461台となっています。販売台数の減少が著しいですが、これは流行の変化と他の車に流れた分があります。
流行については、普通車の方で「コンパクトカー」タイプ、「ミニバン」タイプが売れ行きの主流になっていますが、この流れが軽自動車にも押し寄せてきています。
コンパクトカータイプは、ホンダのN-BOXなどで、ミニバンタイプは同じくホンダのN-BOXワゴンや同メーカーのタントになります。
他の車に流れた分としては、流行の変化も影響していますが、男性が遊べる車としての需要を、同じスズキのハスラーが担った可能性があると思います。原色の多いカラーリングやカスタム設定が強く、運転して楽しいという雰囲気を出しています。
このように、ワゴンR自体の販売台数は減少傾向にありますが、知名度と人気は簡単に衰えませんので、引き続き人気は続くでしょう。
アルトの良さ、ハスラーの良さなどを社内共有しながら、スタンダードとしての進化をしているのがワゴンRなので、買い替えのしやすい軽自動車として今後も中古車市場で存在感を発揮すると思います。
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